新鐫総界全図・日本辺界略図

新鐫総界全図(しんせんそうかいぜんず)」は、
文化6年(1809)、幕府天文方の高橋景保(1785-1829)が製作した世界地図です。幕府の命令を受けて製作し、文化7年に完成させた「新訂万国全図」の試作品として作られました。ヨーロッパの最新知識に加え、間宮林蔵の探検の成果を取り入れて樺太を島として描くなど、当時世界最高水準の地図でした。また、ヨーロッパ製の地図では右端(東端)に位置する日本を、中央にくるように工夫するなど独自性もみられます。さらに、この地図では日本一帯が簡略化されているため、これを補う目的から日本周辺に重点を置いた「日本辺界略図」が附されました。初めに景保の序文を、最後に大槻玄沢の跋文をを添えて、形態は巻子となっています。タテ22.5×ヨコ107.5(cm)
 シーボルトが持ち帰った日本辺界略図と、それを元にして作成されたシーボルトの大著『NIPPON』所収の日本辺界略図もあわせてご覧ください。
〈参考文献〉
上野久『高橋景保の研究』(講談社 1977年)
川村博忠『近世日本の世界像』(ぺりかん社 2003年)
北海道松前町郷土資料館所蔵
※松前町教育委員会の許可を得て公開しています。
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九州大学デジタルアーカイブ
(作成者:九州大学総合研究博物館 宮崎克則、人文科学府修士課程 本馬晴子 作成:2005年2月)
≪表紙≫ 

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TITLE:新鐫総界全図・日本辺界略図
DATE:2008/12/05 12:15

  • 最終更新:2009-03-04 07:59:32

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