竹島問題 現実的な解決を

竹島問題



~ 現実的な解決を ~





日本と韓国がともに領有権を主張する竹島をめぐり、島根県議会で可決された「竹島の日」制定条例をめぐり、日韓関係が大揺れだ。島根県議会としては竹島問題に本腰を入れない政府への問題提起を狙ったのだが、韓国側が予想をはるかに越えた強い反発を示し、外交問題にまで発展しつつある。ワールドカップの日韓共同開催や文化交流により比較的良好さが目立った日韓関係だったが、突然、暗雲が立ちこめている。日本政府が領有主張と外交配慮の板ばさみとなり身動きが取れない中、韓国側の強硬姿勢の加速は歴史問題も絡めて予断を許さない状況になってきた。


島根県の事情

「竹島」は1905年1月に政府が命名し、翌2月22日に島根県が帰属を告示したものであり、今年は100周年を迎えた。しかしながら、竹島は戦後のどさくさにまぎれて韓国に占領され続けているから、島根県は1982年以来、国への重点要望に竹島問題の早期解決を挙げ、「竹島の日」制定や国の担当窓口設置など、北方領土問題並みの取り組みを要望してきた。でも、北方領土に比べて重要性が低かったせいか、政府の腰は重く、一言で言えば、なーんにもしてこなかった。このような政府の姿勢にしびれを切らした島根県議会の県議有志が竹島議連を結成し、ついに島根県条例として「竹島の日」(2月22日)を定めることにしたのだ。

島根県議会の竹島領土権確立議連会長は「これまで20回も国に領土権確立を要望してきたが国は何もしてこなかった。国民の関心も薄くなり、このままでは問題が風化しかねない」と危機感を表現した。そして県議会では党派を超えて圧倒的多数で可決された。確かに、ほとんどの日本国民は竹島問題に無関心であり、その存在すら知らなかったのであるから、島根県議会の言うことはもっともだ。

島根県が必死になっているのは、漁業問題をめぐる地元の不満の蓄積のためだ。1999年の新日韓漁業協定以降、竹島周辺での日本漁船の操業は激減し、特産のベニズワイガニの漁獲は4分の1にまで激減している。


韓国の過剰反応

これに対して韓国側の反発が想像以上の激しさだ。島根県議会としては、直接韓国に対して宣戦布告しようという気持ちは無く、あくまでも政府に対して危機感を提議したかっただけの条例だったと思うのだが、韓国の反発は強烈だ。

条例案が提案された23日に、島根県と1989年から姉妹提携する韓国・慶尚北道は派遣職員を引き揚げた。松江市が韓国に派遣する予定だったサッカー交流団も延期された。島根県だけではない。隣の鳥取県も、姉妹提携を結んでいる江原道が交流事業を無期限に全面中断した。さらには、全国各地で韓国との交流事業が中止になった。友好都市提携の破棄や、修学旅行やスポーツ交流の中止など、影響はさまざまだ。このようなキチガイじみた過激反応を示すのは朝鮮民族の大きな特徴ではあるが、島根県のせいで突然、自分たちの交流事業が中止に追い込まれた他の自治体なんかは、正直言って、迷惑に思っているだろう。

そして、何より、韓国政府、と言うか、盧武鉉大統領の反応が異常に過剰だ。もともと盧政権は「歴史問題を外交問題化しない」立場であったため、これまでは日本の閣僚に問題発言があっても外交通商省が「遺憾」コメントを出すことはあっても、韓国側から問題提起することはなかった。ところが今回は、高野駐韓大使が記者会見で「竹島は日本の領土」と政府見解を述べたことで、韓国メディアが一斉に反発し、この不満の矛先が、対日融和策をとる盧政権批判にまで発展し始めたため、盧大統領は大きく方針を変え、対日批判の姿勢を強めた。

盧武鉉大統領は歴史教科書問題ともからめて「日本の姿勢は、過去の歴史に関するこれまでの反省と謝罪を白紙化する行為だ。侵略と支配の歴史を正当化し、再び覇権主義を貫徹しようという日本の意図をこれ以上黙認できない。いかなる困難があっても、引き下がったりうやむやにせず、今後は断固として是正を要求する」と強調した。どう考えても、今回の島根県議会の動きは、過去の歴史の正当化なんていう次元の問題ではない。韓国によって占領されている竹島の問題であり、韓国に対する侵略とは全く関係ない。なんで覇権主義が持ち出されてくるのだろう。
さらには「日露戦争は日本が朝鮮半島を占領するための侵略戦争だった。その中で、武力によって独島を強奪した。島根県が100年前に竹島を独自の領土に編入した日である2月22日を「竹島の日」と制定したことは、過去の侵略を正当化し、大韓民国の独立を否定する行為だ」などと無茶苦茶な論理でエスカレートしている。日露戦争は、確かに、日本とロシアの覇権争いであり、足元の韓国の立場は誰も気にしなかったのは事実だが、それと竹島は関係ない。全く関係ない。

盧大統領は「これらは一部地方自治体や国粋主義者の行為にとどまらず、日本の政権勢力と中央政府の幇助の下で行なわれているため、韓国はこれを日本政府の行為とみなすほかない」とも言っている。これは本当にそう思っているのか、どうか?本当にそう思っているのなら、あまりにも無知であり、バカバカしくて、こんなおっさんをまともに相手にしたって意味が無い。時間の無駄だ。たぶん、この大統領って、森前首相と同じく、本当のバカなのかもしれない。
実際には日本の外務省は、島根県議会の動きをなんとか止めさせようと、今回の問題で韓国内で起きている抗議活動を時系列で記した文書を送るなど、自制を促す努力をしている。しかし、県議会の動きを政府が止める直接的な手段は無い。島根県議会は「報道などで竹島の認知度が上がり国民的気運も盛り上がってきた」と述べ、むしろ注目度は増したと強気だ。確かに、それは一理ある。政府が無理して盛り上げに躍起になっている北方領土と比べ、竹島問題は大半の日本国民に取って無関心な案件だった。その意味では政府の責任であるのだが、直接的に今回の条例可決を策略した訳ではない。
或いは、盧大統領も本当は分かっておりながら、韓国内の世論を意識して言っているのかもしれない。そうだとすれば、あまりにも稚拙な政治手法である。今回の竹島問題が起きた後も、韓国政府の事務方は、日本との交流協力は従来通り進める方針だったが、盧大統領の強硬方針を受け、ただでは済まなくなった。正直言って、日韓双方とも、政府の事務方は大弱りだろう。本音では、竹島問題は棚上げにして、このまま友好関係の強化に動きたいだろう。


なぜ韓国は過剰反発するのか

日本人にとっては、って言っても、大半の日本人は竹島問題の存在自体を知らなかっただろうけど、知っている人にとっても、竹島問題は普通の領土問題である。

国と国との領土問題というのは、たいていはどちらかが占領して実効支配している。当たり前だ。どこも占領してないのなら、早い者勝ちだ。で、占領している側からすれば、占領しているのが当然であり、それについてクレームを付けてきた国に対しては「我々の土地を狙う不埒な奴め」って事になり、反発する。日本が占有している尖閣諸島に対して、中国が事あるごとに攻め込んでこようとしているを、我々が不快に思うのが典型だ。

一方、占領されている側からすれば、「不当に占拠された土地を返せ」となる。ロシアに不法占拠されたままの北方領土が典型だ。日本人からすれば韓国に不法占拠されている竹島も同じようなものだ。

ところが、韓国人にとっての竹島は、単なる領土問題ではないらしい。韓国の一般国民には竹島問題は歴史問題の一環として認識されている。1905年の島根県への編入は日露戦争の最中にされたことであり、朝鮮の外交権が日韓協約で全面的に日本に剥奪される過程で起きた措置だったため、これについて反論できなかったと主張しているのだ。

このように、韓国人にとって竹島問題は歴史問題であるため、関心は異常に高いのだが、はっきり言って竹島に関する韓国人の知識は非常にいい加減だ。政府が言っている事を単に鵜呑みにして日本を批判しているだけだ。これは中国政府の嘘で塗り固められた日本批判を鵜呑みにして中国人が日本批判をヒステリックに叫ぶのと同じだ。


日韓双方の主張

では、竹島は、本当はいったい、日本と韓国と、どっちの領土なんだろう。

日本側の主張は、「竹島は古くから日韓両方の文献に登場しているが、長くどこの国の領土としても確定されない無人島のままだった。しかし1905年に、日本が竹島を島根県に編入してからは、国際的にも日本領として扱われるようになり、現在は島根県隠岐郡五箇村に属する」としている。

一方、韓国は、「1905年の日本の領有手続きそのものが無効であり、竹島は厳然たる韓国領土だ」と主張している。
そして1952年に、韓国の季承晩大統領は突然海洋主権宣言を発し、韓国から50~60海里の海洋資源及び地下資源につき韓国主権が存するとする国際法無視の一方的宣言を行い、「竹島」を韓国領土として季承晩ラインの中に組み込んでしまった。韓国による一方的な竹島武装占拠だ。さらに1988年の領海12カイリ宣言以降は、日本漁船は韓国側に排除され、竹島の12カイリ以内には近づけなくなった。最近では埠頭まで建設するなど、韓国は実効支配の既成事実化を進めている。

これに対して、日本は1952年にサンフランシスコ講和条約をもって主権を回復したのだが、韓国による竹島占拠が、その僅か3ヵ月前だったことから、この占拠を不当なものとして認めていない。

そもそも竹島は、島根県隠岐島西北方に位置する2つの小島と周辺の岩礁からできている。どう見ても、人間が住めそうな島ではない。島と言うより単なる岩礁ってとこだ。無理矢理住むことはできるかもしれないが、敢えて進んで住みたい人がいるような島ではない。自給自足は不可能だ。だからこそ、日本も韓国も長らく真剣に領有してこなかったのだし、昔は実効支配するのも難しかっただろう。
ただし、島自体に価値は無くても、島がある事により周辺海域の利用権も付いてくる現代では、島を占領する価値は高い。誰も住めないような尖閣諸島に中国が事あるごとに占領を仕掛けてくるのも同じ理由だ。竹島の周辺海域はワタリガニなどの優良な漁場であり、それ以外にも島を領有するメリットは大きい。


歴史の真相は?

これから先は、たぶん、ほとんどの日本人と全部の韓国人が知らない歴史の真相である。(ったって、僕だって、これが本当かどうかは分かりませんが)

●韓国側は、古い文献に「新羅が竹島を征服した」との記述があると主張しているが、正確には、文献には「于山国を征服した」とあるだけで、その「于山国」が「竹島」かどうかは明らかでない。て言うか、客観的に見れば、この「于山国」は竹島の西隣にある鬱陵島と思われる、らしい。(僕は専門家でないので、分かりません) なお、この鬱陵島は韓国が支配している。

●一方、日本側の古文書によると、江戸時代以前から政府は島根県の漁師に竹島への渡航許可を与え、夏期数ヵ月間は隠岐島漁民が仮小屋にすみ、漁を営んでいたらしい。
また、1618年に伯耆国(現在の鳥取県)の人が江戸幕府より「竹島」を拝領し、鮑やアシカ等の漁猟、木竹伐採等を営んだ旨の記載がある。ところが、これも客観的に調べれば、この「竹島」も実は西隣の鬱陵島であるらしい。なんのこっちゃ。まあ、普通に考えれば、岩礁に過ぎない竹島で木竹栽培は無理だろうから、多分そうなんだろう。そして、今の竹島は、鬱陵島への渡海往来の中継地として利用されていたらしい。鬱陵島が日本領だったのだから、当然、その途中の岩礁である竹島も日本領だったのだろう。
ところが、その後、1696年になり、幕府は竹島渡海禁制(今の鬱陵島への渡海の禁止)を布き、鬱陵島の領有権を事実上放棄してしまった。当時の幕府にとっては、あんまり価値の無い島だったから、鎖国する上で渡航禁止にした方が良かったんだろうなあ。

なお、どうでもいいですけど、文禄、慶長の朝鮮の役に際しては、鬱陵島を足場として朝鮮に渡ったらしい。ま、こなな事を言えば、韓国人はますます逆上するだろうけど。

●日本が領有権を放棄した鬱陵島は、李氏朝鮮に譲られたが、しかし李氏朝鮮も、その後、朝鮮人島民を朝鮮本土に引き上げさせ、官吏も常駐させない空島政策を実施した。ううむ。日本も韓国も放棄するなんて、鬱陵島も、よっぽど価値の無い島だったんだろうなあ。ましてや竹島なんて。その後、日本からも韓国からも見捨てられた無人島の鬱陵島には、その後、日本人漁民が度々寄港、上陸している。

以上をまとめると、韓国が主張している竹島は、本当は今の鬱陵島であり、これは大昔は新羅が征服し、その後、江戸時代には日本領になったが、江戸幕府が放棄したため無人島となった。韓国も一時は放棄したが、その後、再度、韓国が占拠したため、韓国が自分の領土だと主張するのに対しては、あんまり強気で文句は言えない。しかし、今の竹島の方は韓国が占領していた時代はなく、太古の時代から日本の領土であると言えよう。

実は、朝鮮側の資料にも鬱陵島を日本人が支配していたことが明確に記録されている。もちろん、彼らは知らないフリをしているが。


現実的な解決策

このように、鬱陵島の方は、日韓双方が支配した時代があるが、少なくとも竹島に関しては、韓国の李承晩大統領が戦後のドサクサに紛れて国際法を無視した海洋主権宣言を発し、一方的に季承晩ラインを引くまで、竹島は一度たりとも他国の領土になったり侵略を受けたこともないのである。なので、竹島は歴史的にも国際法上からも、日本固有の領土であり韓国は領土権を主張する根拠は一切ないのである。

実は、韓国側も、日本の主張が正しいのを認識しており、そのため日本と妥協するケースが多くある。例えば、1998年の新日韓漁業協定では、竹島の領有権問題の決着を事実上棚上げし、周辺海域を暫定水域とし、日韓の入りあい操業をおこなうことで合意した。(もちろん、それにも関わらず日本漁民がまともに漁をできないので今回の島根県議会での条例制定になったのだが)

日本政府は、て言うか、日本の外務省は、宴会する事しか能がない売国奴集団なので、竹島に限らず、北方領土にしても尖閣諸島にしても、自国の領土でありながら他国からの主権侵害に対して毅然とした対抗措置をとらないできた。
この際、はっきりカタを付けた方がいいんじゃないの、って言いたくもなるが、しかーし、ちょっと待て!

竹島は、韓国が自分の固有の領土だと主張しているから始末が悪い。それなら、ロシアが自分でも不法占拠だと認識している北方領土はどうだろう。ロシアは、日本の北方領土をロシアの固有の領土とは認識していない。あくまでも日本から占領して奪い取ったものだと認識している。それでも、ロシアは頑として北方領土を返そうとはしない。

領土ってものは占領している者の勝ちだ。口で返せと言って返してくれるはずがない。いくら文句を言ったって、占領している者が返すような事は、よっぽどの事情が無い限りあり得ない。イギリスが中国に香港を返したのは、本国からあまりにも離れているのと、中国との外交関係上、返した方が得策だと判断したからだ。逆に、同じEUの友好国でありながら、スペインにあるジブラルタルについては、イギリスは返す気配が無い。本国からそんなに遠く離れていないからだ。どう地図を見ても「ジブラルタルはイギリスじゃなくてスペインだろう」と言いたいが、イギリスは返さない。
ロシアは日本の北方領土だけでなく、ドイツから奪ったカリーニングラードだって死んでも返さないだろうし、あいつらは固有の領土かどうか何て関係なく、占領している者が所有者なのだ。だって、大昔から戦争を繰り返しているから、この土地が誰の土地かなんて、時代によって変わっているから、固有の領土もクソもないのだ。だから、ロシアは絶対に北方領土を返さない。返してもらいたければ、戦争に勝つしかない。間違いないっ!

不法占領している認識がある北方領土にしたって帰ってくる見込みはゼロだ。いわんや自分の固有の領土だと主張している韓国から竹島が帰ってくることは、やっぱり戦争で勝つ以外に可能性は無い。これも間違いない。絶対にあり得ない。戦争に勝つか、第二次朝鮮戦争が起こったドサクサに紛れて占拠するしかない。

それじゃ、どうするかと言えば、現実的には棚上げしかないだろう。朴正煕元大統領は日韓修交を前にした1965年に、米国務長官に対して「竹島問題の解決のため島を爆破したい」と話している。実に素晴らしいアイデアだ。あの島自体の存在価値は乏しい。あの島があるために、領海が問題になるだけなのだ。それなら、問題の根元である島が無くなればスッキリするかもしれない。しかし、島を爆破するのも韓国は許さないだろう。それなら、竹島自体は韓国が実効支配しているから、取りあえずは棚上げにして、領海は竹島を境界線にすればいいのではないか。島自体は仕方ないから、海は島で半分こすればいいではないか。そうなれば仲良く隣同士で漁ができるじゃないの。

これは竹島に限らない。どこにでも侵略しようと鵜の目鷹の目で狙っている中国がベトナムやフィリピン等と争っている南沙諸島にしても、島自体にそれほど価値はなく、周辺海域での資源争いなんだから、そこを境界にして線を引けばいいと思うのだけどなあ。


(2005.3.30)




~おしまい~


TITLE:竹島問題


  • 最終更新:2009-03-08 14:19:39

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